PLOSが生命医学分野のプレプリントサーバbioRxivとの連携を発表 PLOSの雑誌に投稿された論文は自動的にbioRxivへ登録されることに

2018年2月6日、PLOSは米国の民間非営利研究所、コールド・スプリング・ハーバー研究所(CSHL)との連携を発表しました。CSHLは生命医学分野のプレプリントサーバであるbioRxivを運営している団体で、今後、PLOSの雑誌に投稿された論文は、自動的にbioRxivにも登録されるようになります。

PLOSの雑誌に投稿された論文は、bioRxiv登録基準に則った剽窃等のチェックが行われた後、自動的にbioRxivのサーバーに登録されるようになり、著者は特に追加の作業を行う必要はないとのことです。著者は論文投稿時に、この自動登録を解除することもできます(オプトアウト方式)。

PLOS and Cold Spring Harbor Laboratory Enter Agreement to Enable Preprint Posting on bioRxiv(PLOS、2018/2/6付け)
http://blogs.plos.org/plos/2018/02/plos-cold-spring-harbor-preprint-agreement-biorxiv/

PLOS and CSHL enter agreement to enable preprint posting on bioRxiv(CSHL、2018/2/6付け)
https://www.cshl.edu/plos-cshl-enter-agreement-enable-preprint-posting-biorxiv/

参考:
生命科学分野のプレプリントが一元的に手に入るリポジトリ構築を目指すASAPbioプロジェクト、支援の呼びかけを開始
Posted 2017年2月14日
http://current.ndl.go.jp/node/33461

E1987 – 第2回SPARC Japanセミナー2017<報告> カレントアウェアネス-E No.340 2018.01.25
http://current.ndl.go.jp/e1987

E1297 – 分野別リポジトリの持続可能性について実例をもとに考える カレントアウェアネス-E No.216 2012.06.14
http://current.ndl.go.jp/e1297
http://current.ndl.go.jp/node/33461