オランダの科学技術情報ゲートウェイ“NARCIS”、2000年以降のオープンアクセスの進展状況を分析したページを公開

オランダの、大学・研究機関の機関リポジトリ搭載の学術成果へのアクセスを提供するゲートウェイサービス“NARCIS”が、2017年12月時点でのNARCISのデータを用いて、2000年以降のオープンアクセス(OA)の進展状況を分析したページを公開しています。

NACRISに登録されている学術成果の57.3%を占める論文のOA率は27.5パーセントに過ぎない一方で、博士論文については90%がOAとなっていること、「その他」に分類される学術成果の平均OA率は47.2%だが、法律の注釈の13.9%からプレプリントの99.9%まで大きな幅があることなどを指摘しています。

またNARCIS内の学術成果の全登録数や博士論文の登録数とオランダ大学協会(VSNU)のデータによる国内で発表された学術成果(推計)や博士論文の数との比較、名前を伏せた形で大学ごとのOA率の変遷が比較できるグラフなども掲載されています。

Statistics(NACRIS)
https://www.narcis.nl/metrics/Language/en

Open access content of NARCIS analyzed(open access.nl,2018/1/28)
http://openaccess.nl/en/events/open-access-content-of-narcis-analyzed

@DANSKNAW(Twitter,2018/1/29)
https://twitter.com/DANSKNAW/status/957903791155810304