2017年の出版物の推定販売金額は前年比6.9%減の1兆3,701億円

2017年1月25日、全国出版協会の出版科学研究所が、2017年に刊行された書籍・雑誌を合わせた出版物の推定販売金額が、前年比6.9%減の1兆3,701億円で13年連続のマイナスとなったと発表しています。

書籍は同3.0%減の7,152億円で全体では伸び悩んだが文芸書や学習参考書、教養新書は前年を上回ったほか話題書も多かったこと、雑誌は同10.8%減の6,548億円でグッズ付録つき雑誌やアイドル登場号など単号で売れる傾向が強まったもののコミックスの大幅減が影響したと指摘しています。

一方、電子出版市場は同16.0%増の2,215億円となっています。

出版科学研究所(出版月報 2018年1月号の概要のページ)
http://www.ajpea.or.jp/book/2-1801/index.html

2017年の出版市場発表 紙+電子で4.2%減の1兆5,916億円、紙は6.9%減、電子は16.0%増(全国出版協会,2018/1/25)
http://www.ajpea.or.jp/information/20180125/index.html

参考:
2016年の出版物の推定販売金額は前年比3.4%減の1兆4,709億円 電子出版市場は前年比27.1%増の1,909億円
Posted 2017年1月30日
http://current.ndl.go.jp/node/33351