【イベント】国際シンポジウム「災害文化形成を担う地域歴史資料学の確立をめざして」(11/11-12・神戸)

2017年11月11日と11月12日に、神戸大学先端融合研究環統合研究拠点コンベンションホールにおいて、科学研究費補助金基盤研究S「災害文化形成を担う地域歴史資料学の確立-東日本大震災を踏まえて-」研究グループ主催の国際シンポジウム「災害文化形成を担う地域歴史資料学の確立をめざして」が行なわれます。

東日本大震災後の実践的研究を踏まえながら、地域の歴史遺産を保全するための国際的なネットワークに着目し、これからの地域歴史資料学を展望するものです。

参加費は無料で、事前の申し込み不要です。

主な内容は以下の通りです。

●11月11日(土) ~災害資料の保存と活用~
・[趣旨説明]奥村弘氏(神戸大学)
・[基調講演]アンドルー・ゴードン氏(ハーバード大学)「災害が喚起する歴史保存と歴史認識の課題」
・[報告]イ・ユンギョン氏(韓国国家記録院/神戸大学)「韓国の災害資料の管理・活用の現状-公共機関を中心として-」
・[コメント]エリザベス・マリ氏(東北大学災害国際研究所)、白井哲哉氏(筑波大学)、佐々木和子氏(神戸大学)
・討論

●11月12日(日) ~被災歴史資料の保全と活用~
・[要点整理]奥村弘氏(神戸大学)
・[特別報告]カルロ・カカーチェ氏(イタリア国立保存修復高等研究所)「文化財・文化活動・観光省の地理情報システムの相互運用と活用-2016年イタリア中部地震での積極的役割-」
・[報告]謝仕淵氏(国立台湾歴史博物館)「2016年台湾南部地震(206地震)における博物館の取り組み」
・[報告]阿部浩一氏(福島大学)「東日本大震災後の地域歴史資料保全活動の展開-福島県での取り組みを例に-」
・[報告]天野真志氏(国立歴史民俗博物館)「地域歴史資料保全をとりまく課題と可能性-東日本大震災をふまえて-」
・[コメント]青木睦氏(国文学研究資料館)、 ジョン・ポーター氏(東京外国語大学)
・総合討論

国際シンポジウム「災害文化形成を担う地域歴史資料学の確立をめざして」のお知らせ(科学研究費補助金基盤研究S「災害文化形成を担う地域歴史資料学の確立」)
http://www.lit.kobe-u.ac.jp/~chiiki/