OCLC Researchと欧州研究図書館協会、欧州の研究情報管理基盤での永続的識別子の採用と統合に関する共同調査を開始

2017年6月13日、OCLC Researchと欧州研究図書館協会(LIBER)は、欧州の研究情報管理基盤での永続的識別子(PIDs)の採用と統合に関する共同調査を開始すると発表しています。

欧州の研究情報管理の単館での実装に関する既存の研究を補完し、拡張することで、大学・研究図書館の指導者に、組織・グループ・国家・多国籍規模での研究情報管理の新たな動向や課題に対する有益な洞察を提供する事を目的としています。

永続的識別子の採用と統合や、曖昧さの解消や相互運用性の支援における役割に着目して、フィンランド・ドイツ・オランダ3か国での研究情報管理の実践を調査することで、国家規模での研究情報管理基盤や研究情報管理の実践、永続的識別子統合の具体例の事例研究を行ないます。

OCLC Research and LIBER to launch collaborative information management study(OCLC,2017/6/13)
http://www.oclc.org/en/news/releases/2017/201716dublin.html

LIBER and OCLC Research Launch Collaborative Information Management Study(LIBER,2017/6/13)
http://libereurope.eu/blog/2017/06/13/liber-oclc-research-launch-collaborative-information-management-study/

参考:
E1666 – リポジトリの相互運用性:研究情報とオープンアクセスを繋ぐ
カレントアウェアネス-E No.279 2015.04.09
http://current.ndl.go.jp/e1666

E1791 – 欧州におけるCRISと機関リポジトリの連携の現状
カレントアウェアネス-E No.302 2016.04.28
http://current.ndl.go.jp/e1791