奈良文化財研究所、「遺跡報告内論考データベース」を公開

奈良文化財研究所が、「遺跡報告内論考データベース」を公開しています。

このデータベースは、遺跡の発掘調査報告書の中に記載されている、考古学に関連した論考をまとめたものです。3月31日現在、1万472件の論考が収録されています。対象は奈良文化財研究所図書室が所蔵する図書の一部で、発掘調査報告書のほか、紀要や年報に当たるものも対象に含まれることがあるとのことです。作業は北海道から始め、都道府県コードの順番に進めていますが、全国分の作業はまだ完成していません。

遺跡報告内論考データベース(奈良文化財研究所)
http://mokuren.nabunken.go.jp/ronko/ronko.html

データベース(奈良文化財研究所)
https://www.nabunken.go.jp/research/database.html

参考:
E1700 – 「全国遺跡報告総覧」の機能と期待される効果
カレントアウェアネス-E No.287 2015.08.27
http://current.ndl.go.jp/e1700

奈良文化財研究所、和同開珎出土遺跡データベースを公開
Posted 2016年3月14日
http://current.ndl.go.jp/node/31004

奈良文化財研究所都城発掘調査部史料研究室、古代の地名の漢字やよみを検索することができる「古代地名検索システム」を公開
Posted 2015年12月14日
http://current.ndl.go.jp/node/30203