北米研究図書館協会(ARL)、“Research Library Issues”289号を刊行:図書館でのアクティブ・シューター対応がテーマ

北米研究図書館協会(ARL)が“Research Library Issues”289号を刊行しました。

図書館でのアクティブ・シューター(人の集まる場所で積極的に殺害を行なう者)への対応がテーマで、

・2014年にフロリダ州立大学図書館での銃撃事件に遭遇した同館スタッフによる、同事件がキャンパス全体に及ぼした影響を分類する困難さと、キャンパスが回復し前進するために図書館・大学等がとった行動に関する記事
・2016年にカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で発生した銃撃事件の影響で閉鎖された図書館の、安全な避難所としての役割と、正確な情報が限られてる場合のセキュリティー遵守の必要性との間の葛藤を明らかにした記事

が掲載されています。

Campus Shootings and Library Security Covered in Research Library Issues(ARL,2016/12/9)
http://www.arl.org/news/arl-news/4165-campus-shootings-and-library-security-covered-in-research-library-issues#.WE4-3VKQZ1E

Research Library Issues, no. 289 (2016)
http://publications.arl.org/rli289/

参考:
図書館のアクティブ・シューター対応指針(米国):2016年米国図書館協会年次大会のセッション
Posted 2016年7月7日
http://current.ndl.go.jp/node/32028

図書館で借りた本が銃弾から学生の命を守る(米国)
Posted 2014年11月25日
http://current.ndl.go.jp/node/27499