若者のオンライン情報に対する情報評価能力に関する調査(米国)

米・スタンフォード大学教育学大学院が、生徒・学生の情報評価能力について調査したレポート“EVALUATING INFORMATION: THE CORNERSTONE OF CIVIC ONLINE REASONING”を作成し、2016年11月23日、その概要をウェブサイトで解説しています。

同調査は、学生・生徒が、ソーシャルメディアの情報源の信頼性を判断する能力について調べたもので 教師、研究者、図書館員などによって作成された試験項目を用いて、中学、高校、大学別に、12の州の生徒7,804人及び、6つの大学の学生を対象に行われました。

結果からは、生徒や学生にとって、スポンサー付コンテンツとニュース記事の区別や情報の出所の識別が困難で、ソーシャルメディアの政治的偏りについても認識していない事が明らかになったとしています。

エグゼクティブサマリーがインターネットで公開されています。

Stanford researchers find students have trouble judging the credibility of information online (スタンフォード大学教育学大学院,2016/11/23)
https://ed.stanford.edu/news/stanford-researchers-find-students-have-trouble-judging-credibility-information-online

EVALUATING INFORMATION: THE CORNERSTONE OF CIVIC ONLINE REASONING EXECUTIVE SUMMARY
https://sheg.stanford.edu/upload/V3LessonPlans/Executive%20Summary%2011.21.16.pdf

参考:
E1702 – 米国の10代の若者の健康情報入手方法
カレントアウェアネス-E No.287 2015.08.27
http://current.ndl.go.jp/e1702

E1684 – 図書館における青少年へのメディア指導:ALSC白書から
カレントアウェアネス-E No.283 2015.06.25
http://current.ndl.go.jp/e1684