米国の連邦政府機関が開発したオープンソースソフトウェアのコードを収録したリポジトリ“Code.gov”が公開

2016年11月3日、米国の連邦政府機関がカスタマイズして開発したオープンソースソフトウェア(OSS)のコードを収録したリポジトリ“Code.gov”が公開されました。

Code.govには、10以上の連邦政府機関による約50のオープンソースプロジェクトのコードが収録されています。Code.govは現在ベータ版のようです。

Code.govの開発は、連邦政府のソースコードポリシー(Federal Source Code Policy)の策定と一連のものです。このポリシーは、連邦政府機関が開発したソフトウェアへのアクセスを改善することを目的としています。このポリシーが立ち上げたパイロットプログラムは、開発したソフトウェアのうち少なくとも20%をOSSとして公開することを求めています。

各機関がポリシーを実施することに伴い、今後数か月間で収録されるコードはさらに増加すると見込まれています。また、Code.govは各機関がポリシーを実施するのに役立つツールやベストプラクティスも提供します。

The People’s Code – Now on Code.gov(White House, 2016/11/3)
https://www.whitehouse.gov/blog/2016/11/03/peoples-code-now-codegov

OMB launches Code.gov repository for open source projects(Fedscoop, 2016/11/3)
http://fedscoop.com/repository-for-government-open-source-projects-code-gov-launches

Code.gov
https://code.gov/

Federal Source Code Policy
https://sourcecode.cio.gov/

関連:
The People’s Code(White House, 2016/8/8)
https://www.whitehouse.gov/blog/2016/08/08/peoples-code

参考:
米国政府がインドと協力して“DATA.gov”のオープンソース化を進行中
Posted 2011年12月12日
http://current.ndl.go.jp/node/19717

米国国立公文書館、デジタル化作業のために開発したプログラムのソースコードをGitHubで公開
Posted 2011年10月21日
http://current.ndl.go.jp/node/19359