研究データの法的相互運用性に焦点を当てた、研究データ同盟(RDA)と科学技術データ委員会(CODATA)によるガイドライン

2016年9月12日、研究データ同盟(RDA)は、RDAと科学技術データ委員会(CODATA)との共同による“RDA/CODATA Legal Interoperability Interest Group”によるガイドライン“Legal Interoperability Of Research Data: Principles And Implementation Guidelines”(9月8日付)を公開しました。

“RDA/CODATA Legal Interoperability Interest Group”はRDAとCODATAの、様々なソースのデータを扱う際に必要な、法的側面に関する知識や手引きが研究者には欠落しているという認識に基づいて設置された、データの知的財産に関する問題を扱うInterest Group(IG)で、今回公開されたガイドラインはその成果をまとめたものです。

ガイドラインでは、行政、学術における、公的資金による研究に用いられるあらゆる種類のデータを対象とした、6つの規則が提起されています。

LEGAL INTEROPERABILITY OF RESEARCH DATA: PRINCIPLES AND IMPLEMENTATION GUIDELINES
https://rd-alliance.org/sites/default/files/attachment/Legal%20Interoperability%20Principles%20and%20Implementation%20Guidelines_Final.pdf

RDA & CODATA Legal Interoperability Of Research Data: Principles And Implementation Guidelines – Now Published(RDA, 2016/9/12)
https://rd-alliance.org/rda-codata-legal-interoperability-research-data-principles-and-implementation-guidelines-now

参考:
科学技術データ委員会(CODATA)と国際科学会議世界科学データシステム(ICSU-WDS)、研究データ連盟(RDA)が協力のための覚書を締結
Posted 2015年3月11日
http://current.ndl.go.jp/node/28135

E1531 – 研究データの共有と活用のために:研究データ同盟の分科会
カレントアウェアネス-E No.253 2014.02.06
http://current.ndl.go.jp/e1531

CA1875 – 研究データ共有の国際動向と図書館の役割:RDA第7回総会報告 / 村山泰啓
カレントアウェアネス No.328 2016年6月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1875