神奈川県、「県立図書館の再整備に向けた基本的な考え方(素案)」を公開し、パブリックコメントを実施中(-7/23)

2016年6月23日、神奈川県は「県立図書館の再整備に向けた基本的な考え方(素案)」を公開し、7月23日まで意見を募集しています。

素案では、目指すべき県立図書館像として、専門的図書館、広域的図書館、魅せる図書館、価値創造の場としての図書館の4つが掲げられているほか、県立図書館の再整備の方向性として、現在の収蔵庫を除却し、地上4階を想定した新棟を整備するなど、整備後の施設の活用方法について示されています。

また、今後さらに議論を深めるべき事項として、

・整備スケジュール
・紅葉ヶ丘地区の「賑わい」に資する図書館事業
・整備手法等

の3つが掲げられており、スケジュールについては、開館しながら工事を行うことを想定し、概ね7年程度の期間が見込まれること、整備手法等については、「「PFI方式を導入する意義は十分にあるものと考えられる」との予備調査結果を踏まえ、新棟の整備手法や、図書館の運営に関して、民間事業者を活用する業務の範囲について、検討していく」とされています。

なお、7月14日と16日には、神奈川県教育委員会が素案について説明し、意見を聞くための「県立図書館の再整備に関する意見交換会」も開催されます。

「県立図書館の再整備に向けた基本的な考え方(素案)」(概要版)
http://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/attachment/830382.pdf

県立図書館の再整備に向けた基本的な考え方(素案)
http://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/attachment/829825.pdf

「県立図書館の再整備に向けた基本的な考え方(素案)」に関する意見の募集について(神奈川県, 2016/6/23)
http://www.pref.kanagawa.jp/pub/p1042102.html

「県立図書館の再整備に向けた基本的な考え方(素案)」に関する「意見交換会」及び「パブリック・コメント」を実施します。(神奈川県, 2016/6/23)
http://www.pref.kanagawa.jp/prs/p1045415.html
参考:
神奈川の県立図書館を考える会、県立川崎図書館のかながわサイエンスパークへの移転を前提とした第4次政策提言を公表 シンポジウムも開催
Posted 2016年2月18日
http://current.ndl.go.jp/node/30771

神奈川県資料室研究会、県知事と県教育委員会委員長に向け「神奈川県資料室研究会の望む県立川崎図書館像」を提出
Posted 2016年1月18日
http://current.ndl.go.jp/node/30460