学術成果のソーシャル上の影響力を測るaltmetricsサービス“ImpactStory”が新しい「オープンアクセス・バッジ」を発表

学術成果のソーシャル上の影響力を測るaltmetricsサービス“ImpactStory”において、研究者のプロフィールの画面に表示される「オープンアクセス・バッジ」が新しくなったことがImpactStoryのブログで紹介されています。

ブログによると、オンラインのリソースの中から自動的にフルテキストを検出するシステムによって、ゴールドOA、グリーンOA、ハイブリッドOA、もともとオープンな成果物(例えば研究データ)を検出するシステムを用いており、極めて正確性な検知が可能となっているようです。

2014年2月のブログ記事では、ゴールドOAまたはグリーンOAの論文数の割合によって10%以上ならバッジが付与され、金(80%~)、銀(50%~)、銅(30%~)というバッジのランク付けが行なわれていたことが示されていますが、現在のバッジには、オンラインの無料で読める研究成果物の割合(%)と、研究者の中での利用可能性の位置づけ(上位何%か)などが示されています。

Now, a better way to find and reward open access(Impactstory blog, 2016/6/5)
http://blog.impactstory.org/find-and-reward-open-access/

What level of Open Access scholar are you?(Impactstory blog, 2014/2/6)
http://blog.impactstory.org/what-level-of-open-access-scholar-are-you/

Impactstory achievements(Impactstory)
https://impactstory.org/about/achievements#openness

参考:
HighWire、ImpactStoryとの提携によるarticle-level metricの導入を発表
Posted 2012年12月20日
http://current.ndl.go.jp/node/22561

あなたの成果はオンライン上でどれほどの影響力があるのか? ImpactStory公開
Posted 2012年9月27日
http://current.ndl.go.jp/node/21936

E1504 – SPARC Japanセミナー2013「再利用とAltmetricsの現在」
カレントアウェアネス-E No.249 2013.11.21
http://current.ndl.go.jp/e1504