米国の出版社Lee & Low Booksによる、出版業に携わる人々の多様性調査

2016年1月26日、米国の児童書の出版社であるLee & Low Booksが、“Diversity Baseline Survey”と題する調査の結果を同社のウェブサイトで発表しました。

米国で出版業に携わる人々の、人種、性別、性的指向、障害の有無などを調査したもので、出調査結果では、出版業に携わる79%が白人、性別は78%が女性、性的指向は88%がストレート(異性愛者)、92%は障害がない、という結果であったことなどが発表されています。

調査実施期間は2015年4月1日から、12月11日までで、評論記者1,524名と出版社の従業員1万1,713名の、合計13,237名を対象にした調査で、回答率は25.8%でした。なお、Flavorwireによると、Harper Collinsや、Simon & Schusterといった出版社が、この調査には参加していないことが指摘されています。

WHERE IS THE DIVERSITY IN PUBLISHING? THE 2015 DIVERSITY BASELINE SURVEY RESULTS(Lee & Low Blog, 2016/1/26)
http://blog.leeandlow.com/2016/01/26/where-is-the-diversity-in-publishing-the-2015-diversity-baseline-survey-results/

Book Publishing Is Almost as White as the Oscars(Flavorwire, 2016/1/28)
http://flavorwire.com/558171/book-publishing-is-as-almost-white-as-the-oscars