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英国図書館長協会(SCL)、公共図書館のデジタル化のためのアプローチについて概説した報告書を公開

2016年1月12日、英国図書館長協会(Society of Chief Librarians:SCL)は、利用者による図書館体験を観察し、公共図書館のデジタル化のためのアプローチについて概説した報告書“Essential Digital Infrastructure for Public Libraries in England: A Plan moving forward”を公開しました。

報告書では、

・今日の図書館のIT技術は概ね30年前にデザインされたもの
・図書館のウェブサイトは利用者に不満をもたらしている
・現在の図書館のデジタルインフラは、図書館が、聴衆や資源を、非営利団体や政府と、オンラインで共有しないようにしている
・現在のデジタルインフラは、図書館が他の優良事例を採用することを防止し、それを推進するよりも、改良を阻止している
・各々の図書館システムが、単一の共通語彙で通信するデジタルインフラを共有するのではなく、異なる語彙のソフトウェアを用いるため、図書館は全国的に連携に苦労している

ということが指摘されているとのことです。

そこで、最も効果的な公共図書館でのデジタル技術の存在を検討するため、SCLでは、プロジェクトの目的を達成するために必要な投資のレベルを決定するために、図書館利用者やサプライヤーと連携して取り組むとのことです。

そして、外部資源を求めるためLibraries Taskforceと連携するとともに、既存のインフラをより効率的に利用する可能性を認識するために、図書館のサプライヤー、図書館サービスや他の利害関係者と取り組んでいくとのことです。

また、図書館利用者がシングルサインオンで地元の図書館の全てのオンラインサービスを利用できるようにJiscと連携してそのパイロットプロジェクトを実施するとのことです。

New report looks at creating a Single Library Digital Presence to support Public Libraries in the future(SCL,2016/1/12)
http://goscl.com/new-report-looks-at-creating-a-single-library-digital-presence-to-support-public-libraries-in-the-future/

Report shows need for a unifying digital presence for libraries(Libraries Taskforce,2016/1/12)
https://librariestaskforce.blog.gov.uk/2016/01/12/report-shows-need-for-a-unifying-digital-presence-for-libraries/

Essential Digital Infrastructure for Public Libraries in England: A Plan moving forward
http://goscl.com/wp-content/uploads/151130-DigitalPlatformFinalReport.pdf

appendices
http://goscl.com/wp-content/uploads/151130-Digital-Platform-Appendices.pdf