ニューヨーク公共図書館(NYPL)が、ションバーグ黒人文化研究センターを改修

2015年12月18日、ニューヨーク公共図書館(NYPL)が、ションバーグ黒人文化研究センター(Schomburg Center for Research in Black Culture)を改修すると発表しています。

同センターは90年にわたって、黒人に関する世界的に最も包括的なコレクションを収集・保存し、提供してきており、ハーレムの住民、世界中の研究者、学びたい者全てが、より、図書館のプログラム・コレクション・専門家を利用しやすくするために改修が行われるとのことです。

改修の内容は、

・1階の正面に再配置されるギフトショップの増床
・2回の読書室と改修と貴重書保管室の拡大
・読書室のつながった会議室の設置とスタッフルームの改善
・外装の改修を受けて、1905年建築の建物の9,000平方フィートの内装は、
改善された公共空間、若者向けの新しい双方向性のギャラリースペース、「動画と録音部門」や「芸術と芸術作品部門」のための小規模なストレージを提供するために再構成
・センターのロビーにおける高精細のLEDサインシステム。ハーレムに同センターのプログラムやコレクションを示すために、通りからも見ることができる。
・ビデオのディスプレイと芸術作品の陳列ケースが、屋外でのデジタル展示を考慮して、建物の東のファサードに追加される。
・ニューヨーク住民が集まり、スクリーンや屋外展示を見るための静かな空間を与えるために歩道の舗装、ベンチ、および植生造園など街路景観や風景の改善を行なう
・最先端の音響システムやよりよい中央管理システム、冷暖房空調設備などラングストン・ヒューズ講堂の性能向上

等とのことです。

改修フェーズの第1期は2007年に終了し、新しいロビーや研究センター、主閲覧室の改装が行われ、この3年間で26%の利用者の増加、39パーセントのプログラムへの参加の増加をもたらしたとのことです。

今回の改修は第2期にあたり、2017年の完成を見込んでいるとのことです。
費用は2,200万ドルとのことです。

he New York Public Library to Unveil Renovation Plans For the Schomburg Center at a Ceremonial Groundbreaking(NYPL,2015/12/18)
http://www.nypl.org/press/press-release/december-18-2015/new-york-public-library-unveil-renovation-plans-schomburg