オクスフォード大学出版局、2015年の”Oxford Dictionaries Word of the Year”にはじめて絵文字を選出

2015年11月16日、『オクスフォード英語辞典』等を出版する英国オクスフォード大学出版局(OUP)は、OUPが選出する2015年の”Oxford Dictionaries Word of the Year”に、これまでで初めて絵文字(”emoji”)を選んだことを発表しました。

選出された絵文字は涙を浮かべた笑顔を表現したもので、公式には”Face with Tears of Joy”と呼ばれているものです。絵文字は1990年代から英語圏でも使用されはじめていましたが、2015年により利用が広がり、”emoji”という語自体の使用も2014年の3倍以上に増えているとされています。それらの絵文字の中でも特によく用いられているのが”Face with Tears of Joy”で、OUPの調査によれば2015年に英国で用いられた絵文字全体の20%、米国の17%をこの絵文字が占めていた、とされています。

なお、”emoji”という語は2013年から『オクスフォード英語辞典』に採録されています。

Oxford Dictionaries Word of the Year 2015 is…(OxfordWords blog、2015/11/16付け)
http://blog.oxforddictionaries.com/2015/11/word-of-the-year-2015-emoji/

参考:
『オクスフォード英語辞典』(OED)オンライン版、2013年12月の更新で新たに”emoji”を採録
Posted 2013年12月17日
http://current.ndl.go.jp/node/25098

「2009年の単語」は“tweet”、「00年代の単語」は“google”(米国)
Posted 2010年1月12日
http://current.ndl.go.jp/node/15612