ウェールズ国立図書館、同館が所蔵する古地図資料をオンラインで公開

2015年10月22日、ウェールズ国立図書館が、同館が所蔵しているいくつかの最も重要な古地図がデジタルされ、オンラインで公開されたと発表しています。

そのなかにはプトレマイオス2世時代のブリテンの地図の複製本など、同館のコレクションの中でも古い地図が含まれ、また、ウェールズを独立した地域として示す地図として最初に印刷されたハンフリー・ルウィドによる“Cambriae Typus”や、クリストファー・サクストンによる地図、ウェールズの1610年からの出版されていない地図の校正焼、16世紀と17世紀のウェールズの州の地図を見ることができるとのことです。

40枚近いコレクションは、“Peoples Collection Wales”と、同館のウィキペディアン・イン・レジデンスによってウィキメディアコモンズで公開されるとのことです。

これらの地図の公開は、このような方法での資料の公開の影響を観察する試験的なもので、画像の使われ方を観察し、画像の再利用やよりよりデータの作成についてどのように実施するか、また、そのような資料を教育等で如何に利用するかについて検討するとのことです。

Old maps, new content.(The National Library of Wales,2015/10/22)
https://www.llgc.org.uk/blog/?p=10020

Maps held by the National Library of Wales(ウィキメディアコモンズ)
https://commons.wikimedia.org/wiki/Category:Maps_held_by_the_National_Library_of_Wales

Peoples Collection Wales
http://www.peoplescollection.wales/users/2460

参考:
ウェールズ国立図書館、同館のウィキペディアン・イン・レジデンスの手によりデジタル化画像をWikimedia Commonsに公開
Posted 2015年8月20日
http://current.ndl.go.jp/node/29213