盗まれていた野球カードがニューヨーク公共図書館(NYPL)に30年ぶりに戻る

2015年10月19日付のDaily News紙によると、少なくとも30年前にニューヨーク公共図書館(NYPL)から盗まれた、ナショナルリーグが形成される7年前に印刷された貴重な野球カードが戻ってきたとのことです。

NYPLのセキュリティーチームは、スポーツ記念品販売業者ラッキー(Leon Lucky)氏が、2000年にオークションで1万ドルで購入した収集品を同館に譲渡することに合意したため、先月、シンシナティーレッドストッキングスの1869年の野球カードを取り戻すためテキサス州に赴いたとのことです。

米国・連邦捜査局(FBI)は、その野球カードが、図書館のアルバート・スポルディングコレクション (Albert Spalding Collection)から数十年前に盗まれたかどうかを判断するためにNYPLと今年の初めに公的に連携したとのことです。

同コレクションは、19世紀の野球のパイオニアであり有名スポーツ用品店の共同創設者であるスポルディング(Albert Spalding)氏の死去6年後、その家族が、約3,000ものカード・文献・野球に関する記念品を1921年に図書館に寄贈したものですが、1987年の監査で、1869年のレッドストッキングスの野球カードが他の数百点とともに図書館から盗まれていたことが明らかになっていたとのことです。

Rare 1869 baseball card returned to New York Public Library 30 years later(Daily News,2015/10/19付け記事)
http://www.nydailynews.com/sports/baseball/rare-stolen-baseball-card-returned-ny-public-library-article-1.2403396