米国出版社協会が2015年上半期の売上高を発表 2014年の上半期に比べて4.1%減少 

2015年10月8日、米国出版社協会(Association of American Publishers:AAP)が2015年上半期の出版社の売上高速報を発表しました

速報によれば、2014年上半期に比べて売り上げ高が4.1%減少し、55億8千万ドルとなったとのことです。

また2015年の上半期の特徴は、

○書籍(フィクション/ノンフィクション/宗教)の取り扱いは2014年の上半期に比べて減少しているが、6月から改善が見られる
○電子書籍の取り扱いは2014年から10.3%減少
・前年比減少の大部分は、児童/ヤングアダルトカテゴリ-から来ており、45.5%減少している
・「アナと雪の女王」「ダイバージェント」シリーズを含めての大ヒット作品による2014年の大きな成長に対して減少している
○ペーパーバックとオーディオブックの取り扱いは2桁成長
○教育分野の打ち上げは減少

とのことです。

AAP StatShot: Publisher Net Revenue from Book Sales Declines 4.1% in First Half of 2015(AAP,2015/10/8)
http://publishers.org/news/aap-statshot-publisher-net-revenue-book-sales-declines-41-first-half-2015

参考:
米国出版社協会が2015年第一四半期売上高を発表 電子書籍の売上が7.5%減、書籍業界全体も6.6%減
Posted 2015年7月21日
http://current.ndl.go.jp/node/28963