米国国立公文書館(NARA)、所蔵する記録類のデジタル化作業の優先リストを発表

2015年10月2日、米国国立公文書館(NARA)が、所蔵する記録類のデジタル化作業の優先リストを発表しています。

数週間前に、NARAは、所蔵する記録類のデジタル化の優先順位について意見を募集しましたが、多数の意見が寄せらせ、移民や民族遺産の記録、第一次世界大戦や第二次世界大戦の軍隊や退役軍人の記録を含め系図関係や、保存に問題があった記録類に対して圧倒的にデジタル化への要望があったとのことです。

また、外交関係、法執行機関、インテリジェンスといった、固有の調査テーマに関する記録のデジタル化への示唆もあったとのことです。

公的な利用の有無はデジタル化の優先順位にとって重要な要因であるとのことです。

リストの掲載されたものを今後18から24か月かけて優先的にデジタル化をするが、リストの掲載順は作業の実施順ではないとのことです。

Announcing NARA’s Digitization Priorities(NARA,2015/10/2)
http://narations.blogs.archives.gov/2015/10/02/announcing-naras-digitization-priorities/

参考:
米国国立公文書館(NARA)、デジタル化の優先順位について意見を募集
Posted 2015年7月16日
http://current.ndl.go.jp/node/28936