機関リポジトリ推進委員会(IRPC)、ILLでの複写件数の多い論文のうち、オープンアクセス(OA)化可能となったものを公開

2015年8月5日、機関リポジトリ推進委員会(IRPC)が、LLでの複写件数の多い論文のうち,オープンアクセス(OA)化可能となったものを公開したと発表しています。

IRPCのワーキンググループは、2015年度、グループの編成を変え、14の課題についてグループで取り組んでいるとのことで、課題「IRcuresILL」(アイアール・キュアーズ・アイエルエル)では、2014年度よりコンテンツワーキンググループと国際ワーキンググループの担当者により活動を進めていて、2013年度1年間のNACSIS-ILLの依頼文献について依頼件数の多い上位100件の文献を同定・特定し、機関リポジトリでの公開可否について調査を行ってきたとのことです。

このうち、オープンアクセス化が可能と判明したものの、機関リポジトリを持たない機関に所属する著者の文献15件について、新たに構築した「IRcuresILLプロジェクトリポジトリ」(愛称I’LL(あいる))にて公開したとのことです。

今年度も引き続き調査を続け、該当する100論文のうち,公開可能となったものをI’LLに追加していく予定とのことで、I’LLで公開した文献は、機関リポジトリ論文と同様に、Google等のサーチエンジンから検索可能になるとともに、近日中にCiNiiにも収録されるとのことです。

ILLでの複写件数の多い論文のうち,OA化可能となったものを公開しました(IRPC,2015/8/5)
https://ir-suishin.repo.nii.ac.jp/?page_id=31

IRcuresILLプロジェクトリポジトリ(愛称I’LL)
https://open.repo.nii.ac.jp/index.php?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_snippet&index_id=8&pn=1&count=20&order=7&lang=japanese&page_id=13&block_id=21