アルメニアにおいて初となる国家規模の電子学位論文のオープンアクセスリポジトリ構築など開始へ(記事紹介)

途上国において図書館を通じ、デジタル情報へのアクセスを推進しているEIFL(Electronic Information for Libraries)は、アルメニアにおいて、初となる国の電子学位論文に関するリポジトリの構築と、若手研究者や学生や大学関係者等を対象とした、オープンアクセス(OA)の促進を図る取組み“Enabling Open Access Electronic Theses and Dissertations as High Priority Scholarly Resources for Armenian Research and Education Communities”の開始を発表しています。

EIFLの援助を受け、アルメニア電子図書館コンソーシアム(Electronic Library Consortium of Armenia:ELCA)が、アルメニア国立図書館やNational Academy of Sciences of Armeniaなどと連携しつつ、大学や研究センターやなどにおけるワークショップ開催、世界各地でもイベントが開催される「オープンアクセスウィーク」の祝賀、リポジトリに関する出版物の刊行、などを実行していくとのことです。

なお、アルメニアでは、2011年に初のOA機関リポジトリが創設されたとのことです。

Open access theses and dissertations in Armenia(EIFL, 2015/7/14)
http://www.eifl.net/news/open-access-theses-and-dissertations-armenia

Open access in Armenia(EIFL)
http://www.eifl.net/eifl-in-action/open-access-armenia

参考:
EIFL、ザンビアにおけるOAキャンペーンについて紹介(記事紹介)
Posted 2015年5月28日
http://current.ndl.go.jp/node/28561