韓国国立中央図書館、開館70周年を迎え、蔵書数が1,000万冊に到達

韓国国立中央図書館(NLK)は、2015年で開館70周年を迎え、また蔵書数が1,000万冊に達したとのことです。

1945年10月の開館当時の蔵書数は約28万5,000冊で、1988年には100万冊、2004年には500万冊を超えたとのことで、蔵書数が1,000万冊を突破したのは、国立図書館としては世界で15番目、韓国では初めてとのことです。

これを記念して、2015年5月14日には、記念式典のほか、国際シンポジウム、野外音楽会が行なわれるとのことです。記念式典には、国際図書館連盟(IFLA)の次期会長であるDonna Scheeder氏やNLKの歴代館長など200名以上が出席するそうです。国際シンポジウムは、「ビックデータ時代の国立図書館の役割」と題して、IFLAのDonna Scheeder氏が基調講演、英国図書館(BL)のMiki Lentin氏、日本の情報通信研究機構の村山泰啓氏らが主題発表をするそうです。

また、5月15日にはベストセラー作家による特別講演会、5月14日から6月7日まで、時代別に教科書や文学作品、雑誌などを陳列するなど10のコーナーを設けて、1945年以後の資料を通して韓国の歴史を見る特別展「国立中央図書館、大韓民国を映す」、そのほか、2010年末までに刊行された国立中央図書館未所蔵図書のうち、韓国刊行図書あるいは海外刊行の韓国関連図書の寄贈を募るイベントなどが開催されるとのことです。

その他、デジタル化済みの近現代文学資料や学術資料など約25万冊を年内にテキスト化して、障害者サービスに活用したり、ビックデータとしての活用も視野に入れるなど、デジタル化資料の利用を推進すること、デジタル情報の収集と永久保存に一層努力し、新しい蔵書構築の基準も検討すること、などが言及されています。

국립중앙도서관, 천만장서 시대 열다(NLK, 2015/5/6)
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국립중앙도서관 천만장서 달성 • 개관 70주년 기념행사(NLK, 2015/5/6)
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