欧州の図書館等における公正な著作権を訴える“ロンドンマニフェスト”が発表

2015年4月1日、英国の図書館・情報専門家協会(CILIP)のウェブサイトで、欧州の図書館、アーカイブズにおける公正な著作権を訴える“The London Manifesto”((ロンドンマニフェスト)が発表されました。

図書館・文書館著作権同盟(Libraries and Archives Copyright Alliance: LACA)が発行したもので、著作権を改革し、
・知識への平等なアクセスを支援することで、障がいのある人々の権利を改善すること
・デジタル時代における知識社会を支え続けるため、図書館にデジタルの資料を貸出す権利を与えること
・図書館やアーカイブズが、現代的なデータマイニング技術を通じて、よりよい研究支援ができるようにすること
・EU加盟国の著作権の例外規定について、より扱いやすいシステムを構築すること
などを訴えているようです。

2015年4月2日現在、スコットランド国立図書館、ウェールズ国立図書館、Electronic Information for Libraries (EIFL)、英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)、ウェルカム財団など約50機関が賛同しています。

“Fair copyright for all across Europe” rallying call from libraries, archives and charities
http://www.cilip.org.uk/cilip/news/fair-copyright-all-across-europe-rallying-call-libraries-archives-charities-0

The London Manifesto
http://www.cilip.org.uk/sites/default/files/documents/The_London_Manifesto.pdf

The London Manifesto
http://www.cilip.org.uk/cilip/advocacy-campaigns-awards/advocacy-campaigns/copyright/london-manifesto

Supporters
http://www.cilip.org.uk/cilip/advocacy-campaigns-awards/advocacy-campaigns/copyright/supporters