ユネスコ、研究者と図書館員のためのオープンアクセスのカリキュラムを公開

2015年3月16日、ユネスコ(UNESCO)のホームページから、研究者と図書館員のそれぞれを対象としたオープンアクセス(OA)のためのカリキュラムがダウンロードできるようになりました。2014年12月19日にその刊行が発表されていたものです。

図書館員を対象とした“Open Access for Library Schools”はOAの歴史やそのインパクト・権利管理等の課題等のOAの概要、OAのインフラ、資源の最適化、相互運用性や検索などの4つの課程から構成されているとのことです。研究者を対象した“Open Access for Researchers”は、学術コミュニケーション、オープンであること(openness)やOAのコンセプト、知的財産権、研究評価指標、OAによる成果の共有など5つの課程で構成されているようです。

このカリキュラムは、今後、自習できるイーラーニングツールとして作成される予定とのことです。

UNESCO’s Open Access (OA) Curriculum is now online(UNESCO, 2015/3/16)
http://www.unesco.org/new/en/media-services/single-view/news/unescos_open_access_oa_curriculum_is_now_online/

参考:
ユネスコ、研究者と図書館員のためのオープンアクセスのテキストを刊行
Posted 2014年12月26日
http://current.ndl.go.jp/node/27729