米国デジタル公共図書館(DPLA)、2015年-2017年の戦略計画を公開

2015年1月7日、米国デジタル公共図書館(DPLA)が2015年-2017年の戦略計画を公開しました。

DPLAは、2013年4月18日に公開され、現在では、12名のスタッフがおり、1,300の機関からの約800万件のコンテンツを提供しているとのことです。

戦略計画では、DPLAのコアとなる価値として、共有された文化資源を最大限に公開すること、公共的な精神、多くの機関や個人との協力の重視、公共図書館がその役割を担ってきた自由で民主的な知識へのアクセスが挙げられています。

コンテンツを発見するための「ポータル」、DPLAからだけでなく、創造的なアプリケーションや他のウェブサイトからのコンテンツの公開に寄与する「プラットフォーム」、読むことや研究することへの「公共的な選択肢」の3つをDPLAの要素とし、戦略計画では、これらの要素をどのように維持し、展開していくのかを示しているとのことです。

What’s Ahead for DPLA: Our New Strategic Plan(DPLA, 2015/1/7)
http://dp.la/info/2015/01/07/whats-ahead-for-dpla-our-new-strategic-plan/

Digital Public Library of America (DPLA) Strategic Plan 2015 through 2017(DPLA)
http://dp.la/info/wp-content/uploads/2015/01/DPLA-StrategicPlan_2015-2017-v2-2.pdf

参考:
E1429 – 米国デジタル公共図書館(DPLA)が公開される
カレントアウェアネス-E No.237 2013.05.23
http://current.ndl.go.jp/e1429