紙の本の購入者を対象に、同じ本の電子版を半額や無料で提供するサービスが登場へ

大日本印刷株式会社(DNP)と同社グループでネット書店「honto」を展開する株式会社トゥ・ディファクト(2Dfacto)が、紙の本の購入者を対象に、同じ本の電子版を半額で提供するサービス「読割50」を開始することが報じられています。

読割50は、紙の本を購入した会員を対象に、同じ本の電子版を半額で購入できる権利を付与するというもので、ISBNをもとに紙と電子で同一商品が存在するかどうか照合し、半額で購入できる電子書籍を各会員に対して提示する仕組みであるとのことです。2015年春の提供開始を目標としているとのことです。

また、2014年12月1日より、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)と株式会社BookLiveが、全国のTSUTAYAの店舗で対象雑誌を購入した会員に、その電子版を無料でダウンロード提供するサービス「Airbook」を開始したとのことです。雑誌となる雑誌は現在53誌とのことです。

丸善や文教堂で紙の本を購入→将来、電子版を買う時に5割引~ISBNで照合(INTERNET Watch, 2014/12/8)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20141208_679297.html

honto
http://honto.jp/

TSUTAYA×BookLive!の総合書籍プラットフォーム、サービス第1弾 新たな読書体験『Airbook』が2014年12月1日からスタート! ~さらに、BookLive!でTポイントサービス開始~(CCC, 2014/11/27)
http://www.ccc.co.jp/news/2014/20141127_004658.html

Airbook
http://booklive.jp/landing/page/airbook-tsutaya/

参考:
米アマゾン社、“Kindle MatchBook”のサービスを開始
Posted 2013年10月30日
http://current.ndl.go.jp/node/24705

BitLitを通じて、Elesevier社の紙媒体書籍を購入済の人が電子書籍版も購入可能に
Posted 2014年11月21日
http://current.ndl.go.jp/node/27483

Springer社、図書館が購読契約した電子書籍の印刷版を、その図書館利用者が安価に購入できるというサービスを試行開始
Posted 2009年3月10日
http://current.ndl.go.jp/node/12157