Pew Research Center、プライバシーとセキュリティに関する米国人の認識についての調査結果を公表

2014年11月12日、米国調査機関Pew Research CenterのPew Internet & American Life Projectが、プライバシーとセキュリティに関する米国人の認識についての調査報告書“Public Perceptions of Privacy and Security in the Post-Snowden Era”を公開しました。2014年1月10日から27日に18歳以上の607人の回答者に対して行われた調査に基づく報告とのことです。

サマリーでは、以下のような結果が紹介されています。

・回答者のほとんどが、米国政府が電話やメール等のコミュニケーションを監視していると知っていると回答した。
・政府や企業による監視について不安が広がっている。
・一般的な通信回線のセキュリティへの信頼はほとんどなく、政府の監視プログラムについて聞いたことがある回答者は最も信頼していなかった。
・回答者のほとんどが、自分のプライバシーを守りたいと答えたが、多くはオンライン上で匿名であることは不可能であると考えている。
・回答者の多くは、他人が自分のデジタルな行動の痕跡をチェックしていると思っているが、回答者全てが、自身のオンライン上の評価を気を付けて監視してはいない。

Public Perceptions of Privacy and Security in the Post-Snowden Era(Pew Research Center, 2014/11/12)
http://www.pewinternet.org/2014/11/12/public-privacy-perceptions/

Public Perceptions of Privacy and Security in the Post-Snowden Era(PDF:57ページ)
http://www.pewinternet.org/2014/11/12/public-privacy-perceptions/

Survey Questions (PDF:15ページ)
http://www.pewinternet.org/files/2014/11/PrivacyPanelTopline.pdf