米国国立公文書館(NARA)が、2014年5月に、開かれた政府に関する2014年から2016年の計画“Open Government Plan”を公表しました。同ドキュメントでは、NARAは2012年にWikimedia Commonsへ10万点のデジタル画像データの提供を行っており、これを、今後2年間のうちに、提供件数を増加させ、“Make Access Happen”という戦略目標を推し進める、との記述があります（セクション3.3、付録B“Actions”の16）。
これについて、“The Signpost”が、具体的な内容が不明であるとして、NARAに雇用されているウィキペディアンのDominic McDevitt-Parks氏に内容を確認したとして記事を掲載しています。同記事によると、McDevitt-Parks氏は、NARAは全データをアップロードする意向であること、特定のコレクションに限るものではなく、シンプルに、できる限りアップロードするというアプローチであることを説明したそうです。またこれを可能にするAPIの開発なども進められているようです。
US National Archives enshrines Wikipedia in Open Government Plan, plans to upload all holdings to Commons（2014/6/25付け）
http://en.wikipedia.org/wiki/Wikipedia:Wikipedia_Signpost/2014-06-25/News_and_notes
OPEN GOVERNMENT PLAN 2014-2016（NARA, ）
http://www.archives.gov/open/open-government-plan-3.0.pdf
※以下のURLに2014年5月30日に掲載
http://www.archives.gov/open/
US National Archives To Upload All Holdings To Wikimedia Commons（TechCrunch）
http://techcrunch.com/2014/06/30/us-national-archives-to-upload-all-holdings-to-wikimedia-commons/
米公文書記録局、全データをWikimedia Commonsにアップロード(TechCrunch；翻訳)
http://jp.techcrunch.com/2014/07/01/20140630us-national-archives-to-upload-all-holdings-to-wikimedia-commons/
Dominic McDevitt-Parks
http://en.wikipedia.org/wiki/User:Dominic
参考：
米国国立公文書館（NARA）の「ウィキペディアン・イン・レジデンス」 Posted 2011年6月2日
http://current.ndl.go.jp/node/18322
