オーストラリア図書館協会、図書館における電子書籍貸出サービスの状況に関する調査結果を公表(2014年)

オーストラリア図書館協会(ALIA)のAustralian Public Library Alliance (APLA) が、オーストラリアの公共図書館における電子書籍貸出サービスの状況に関する調査結果を公表しています。この調査は、2014年5月に実施されたもので、2013年1月に、公共図書館におけるインターネットアクセスに関する調査に併せて実施されたのに続いて2回目となるものです。回答数については、2013年度は190件(788館分)、2014年は72件(480館分)であったとのことです。

要点として以下のような結果が紹介されています。
・2014年調査では97%の図書館が電子書籍を貸出している。(2013年調査では69%)
・電子書籍は、平均で蔵書の5%から6%を示している。
・2社以上の電子書籍ベンダーを利用している割合は60%であり(2013年は33%)、そのトップ3はBolinda、Overdrive、Wheelersである。
・図書館の目録から電子書籍が検索できるようになっているのは、71%である。また23%は、目録から直接電子書籍を提供している。

Report on ebooks and elending in Australian public libraries released(ALIA, 2014/6/16付け)
https://www.alia.org.au/news/9082/report-ebooks-and-elending-australian-public-libraries-released

本文(PDF, 10ページ)
https://www.alia.org.au/sites/default/files/APLA-Ebooks-and-Elending-2013-vs-2014.pdf