図書館情報資源振興財団(CLIR)、8大学におけるユーザ参加型デザインのプロジェクト事例をまとめた報告書を公開

米国の図書館情報資源振興財団(CLIR)が、2014年2月付けで、大学図書館における「参加型デザイン(participatory design)」をテーマとした報告書“Participatory Design in Academic Libraries: New Reports and Findings Abstract”を公表しました。

参加型デザインとは、図書館の利用者行動を理解するための比較的新しいアプローチで、人類学的、民族学的な観察手法に基づくものということです。

この報告書は、2013年6月5日から7日まで開催された、参加型デザインをテーマとしたCLIRのセミナー“CLIR Seminar on Participatory Design of Academic Libraries”の内容を基礎にしているとのことです。8大学の職員が、学生や教員の図書館の利用方法についてどのように新しい見解を得るのか、また、その結果を図書館の技術、空間、サービスの改善にどのように役立てたかを取り扱っているとのことです。

同じテーマで、2012年10月に発表された“ Participatory Design in Academic Libraries: Methods, Findings, and Implementations”に次ぐ第2弾と位置づけられているようです。

Participatory Design in Academic Libraries: New Reports and Findings Abstract
http://www.clir.org/pubs/reports/pub161

Participatory Design in Academic Libraries
http://www.clir.org/pubs/reports/pub161/pub161.pdf

参考:
図書館情報資源振興財団(CLIR)、12大学におけるユーザ参加型デザインのプロジェクト事例をまとめた報告書を公開
Posted 2012年10月31日
http://current.ndl.go.jp/node/22215