デトロイト公共図書館、子どもにランチやおやつを提供

2014年2月24日付けのAmerican Libraries Magazineオンライン版で、子どもにランチやおやつを提供するデトロイト公共図書館の取り組みが紹介されています。

デトロイト公共図書館では夏の読書プログラムの中で、空腹のまま参加する子どもが多く、集中が妨げられていることを課題と捉えていました。そこでデトロイト市内で飢餓問題に取り組んでいたChrysler Foundation、Forgotten Harvestなどの団体と協力し、2012年から夏の読書プログラムにおいてランチを提供する取り組みを始めたとのことです。

2012年には26,000ドルの支援を受け、夏の読書プログラム中にランチが提供されました。2013年には74,000ドルの支援の下、引き続き夏の読書プログラムでランチが提供されたほか、放課後に訪れた子どもに果物やヨーグルトなどのおやつを提供する試みもされています。

これまで参加者数が停滞していた夏休みのプログラムの参加者が2013年には23%増加し、放課後向けのプログラムに参加する子どもも20%増えたとのことです。2014年もこれらの試みは継続される予定です。

Detroit Public Library Provides Food to Fight Child Hunger(American Libraries Magazine、2014/2/24付け)
http://www.americanlibrariesmagazine.org/article/detroit-public-library-provides-food-fight-child-hunger

参考:
E1448 – 公共図書館が子どもにランチを提供 夏の読書プログラムで カレントアウェアネス-E No.240 2013.07.11
http://current.ndl.go.jp/e1448

夏休みに一日中図書館で過ごす子どもにランチを提供 米オークランド公共図書館のサマープログラム
Posted 2013年6月14日
http://current.ndl.go.jp/node/23722