デジタル時代の人文学の蔵書構築に向けて:人文学の研究者は紙媒体と電子媒体の資料をどう使い、どう認識しているのか(文献紹介)

大学・研究図書館協会(ACRL)の刊行する“College and Research Libraries (C&RL)”のVol.75, no.1に、Sarah Buck Kachaluba氏らによる記事“Developing Humanities Collections in the Digital Age: Exploring Humanities Faculty Engagement with Electronic and Print Resources”が掲載されています。

この記事では、人文学分野の研究者が紙媒体と電子媒体の資料をどのように使用し、それぞれの長所と短所をどのように認識しているのかについて量的・質的な側面から行った調査が報告されています。調査の手法としては、人類学、美術史、古典、英語、現代言語、哲学、宗教、歴史の各分野の研究者200人に対してオンライン調査を行い(有効回答数101)、10人を対象にインタビュー調査を行ったとのことです。

Developing Humanities Collections in the Digital Age: Exploring Humanities Faculty Engagement with Electronic and Print Resources
http://crl.acrl.org/content/75/1/91.abstract