カンザス州でソーシャルメディアへの投稿内容を理由に州立大学教職員を処分できることが規定に明記される(米国)

2013年12月18日、カンザス州の6つの州立大学の理事会を管理するKansas Board of Regentsが、教職員の処分に関する規定の中に新たにソーシャルメディアの不適切な利用に関する条項を設けたことを発表しました。追加された規定によれば、暴力や治安を乱すことを煽る投稿や、大学の利益に反する投稿、学生の個人情報を公開するような投稿をした場合などが解雇理由となりうるとされています。

2013年12月19日付けのInside Higher Educationの記事では、この規定変更について、学問の自由に反するといった批判が出ていることも紹介されています。

Board Amends Policy to Include Language Regarding Improper Use of Social Media(The Kansas Board of Regents、2013/12/18付け)
http://www.kansasregents.org/board_amends_policy_to_include_language_regarding_improper_use_of_social_media

6. SUSPENSIONS, TERMINATIONS AND DISMISSALS(The Kansas Board of Regents、ソーシャルメディアに関する規定が追加された部分)
http://www.kansasregents.org/policy_chapter_ii_c_suspensions

Kansas regents adopt policy on when social media use can get faculty fired(Inside Higher Ed、2013/12/19付け)
http://www.insidehighered.com/news/2013/12/19/kansas-regents-adopt-policy-when-social-media-use-can-get-faculty-fired