収監中の親が子どものために読み聞かせ Selby公共図書館の”Read to Me”イベント
米フロリダ州サラソータ郡Selby公共図書館で、2013年11月16日、”Read to Me”と題したイベントが行われました。これはサラソータ郡刑務所に収監中の親を持つ子どものために、その親が児童書を読み上げる声を録音、提供するというもので、初めての開催である今回は75名の受刑者が参加したとのことです。Herald-Tribune紙の記事では収監中の父親による読み聞かせを聞いた、二人の姉妹の様子が報じられています。
イベント考案者であるDave Norris氏によれば、米国では収監された親を持つ子の70%が、自身も罪を犯し収監されてしまうという統計を知り、この企画を考えついたそうです。Norris氏は2014年にはサラソータ郡に隣接するシャーロット郡、2017年までにはフロリダ州全土にこの試みを拡大していきたいと考えています。
Between jailed parents and their children, reading time(Herald-Tribune、2013/11/16付け)
www.heraldtribune.com/article/20131116/ARTICLE/131119682/0/
- 参照(1322)
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