IFLA、Googleブックス訴訟に関する米国連邦地方裁判所の決定を支持する声明を発表

2013年11月25日、IFLAは”IFLA welcomes US Court decision on legality of Google Books digitization; cautions against growing digital information divide for libraries elsewhere”と題した声明を発表しました。この声明は、Googleと米国の著作者団体Authors Guildとの間で争われていたGoogleブックスをめぐる著作権侵害訴訟について、米国ニューヨーク南地区連邦地方裁判所のDenny Chin判事が2013年11月14日に下したGoogleブックスはフェアユースにあたり、Authors Guildの訴えは棄却するという決定を、IFLAとして支持するというものです。

同声明中では、Chin判事による決定は米国内の成功している図書館と世界の他の図書館との間のデジタルディバイドが広がっていることを反映したものであるとしています。情報へのアクセスの自由を基本原則とし、また情報へのアクセスの平等が教育や健康で文化的なコミュニティにとって欠くことのできないものであると考える組織として、IFLAはChin判事による決定を歓迎すると述べられています。

IFLA welcomes US Court decision on legality of Google Books digitization; cautions against growing digital information divide for libraries elsewhere(IFLA、2013/11/25付け)
http://www.ifla.org/node/8177

参考:
Googleブックス訴訟、Authors Guildの訴えが棄却される
Posted 2013年11月15日
http://current.ndl.go.jp/node/24862