「価格の壁」に邪魔されたフラストレーションを共有・可視化しつつオープンアクセス版を手に入れられる”Open Access Button”

オープンアクセスに関する国際会議”Berlin 11”のサテライトカンファレンスである”Berlin 11 Satellite Conference for Students & Early Stage Researchers”(2013年11月18日開催)の中で、イギリスの2人の学生による新サービス”Open Access Button”が公表されました。

“Open Access Button”は同サービスのサイト上で氏名・メールアドレス等の情報を登録すると利用できるようになるブックマークレットで、必要な論文が掲載された雑誌を購読しておらず、入手できないときにこのブックマークレットをクリックすると、そのフラストレーションをTwitterやFacebookで友人と共有することができます。さらに、位置情報を提供できるデバイスからこのサービスを利用すると、自分の位置情報付きでが「価格の壁」に邪魔されたという事実を示すことができ、「価格の壁」が人々に与えているフラストレーションを世界地図上に可視化できるようになっています。その後、DOIやタイトルからGoogle Scholarを検索し、もしオープンアクセス版があればそこから入手することもできます。

Open Access Button
https://www.openaccessbutton.org/

Speakers at B11 Satellite Conference(The Right to Research Coalition)
http://www.righttoresearch.org/act/berlin11/speakers

Students Launch “Button” to Put Denied Access to Research on the Map(Open Access Button、2013/11/18付け)
http://oabutton.wordpress.com/2013/11/18/students-launch-button-to-put-denied-access-to-research-on-the-map/

Launch of Open Access Button(Reference Notes、2013/11/18付け)
http://ref-notes.blogspot.jp/2013/11/launch-of-open-access-button.html