国土地理院が「明治前期の低湿地データ」を公表、液状化対策への活用も

2013年3月7日、国土地理院が、「明治前期の低湿地データ」を公表しました。明治13(1880)年~23(1890)年に国が作成した地図にもとづいて、河川、湖沼、水田、湿地、葦の群生地など、水に関係する、「土地の液状化」との関連が深いと考えられる区域を抽出したものです。

このデータは、東日本大震災時に関東地方でも発生した液状化の発生に関わる条件のうち、「地下水位が高いこと」と「地盤の締まりが緩いこと」の2つを判断するために活用できるとしています。

明治前期の低湿地データ(国土地理院)
http://www.gsi.go.jp/bousaichiri/lc_meiji.html

「明治前期の低湿地データ」を公表(国土地理院 2013/3/7付けプレスリリース)
http://www.gsi.go.jp/WNEW/PRESS-RELEASE/bousaichiri60016.html

参考:
国土地理院、「標高がわかるWeb地図」を試験公開
http://current.ndl.go.jp/node/21139