米大手出版社マクミランが図書館に対する電子書籍の販売を試行へ

米国の大手出版社マクミラン社が、2013年第一四半期に、図書館に対する電子書籍販売を試行開始すると発表したと報じられています。販売対象となるのは、傘下のMinotaur Books社のミステリーや犯罪小説など1200タイトルです。販売価格は均一で、INFOdocketの情報では25ドルとされています。購入したタイトルは、52回貸し出されるか、2年間が経過するまで利用することができます。これらのタイトルは、OverDrive、360 Axis Digital Media Library、3M Cloud Libraryという電子書籍ディストリビューターからも提供されるということです。

同社は「ビッグ6」のひとつとして数えられますが、これまで図書館に対して電子書籍を提供していませんでした。

UPDATED: Macmillan Announces Details of Library Lending Pilot(INFOdocket 2013/1/24付け記事)
http://www.infodocket.com/2013/01/24/macmillan-announces-details-of-library-lending-pilot/

Macmillan to launch two-year ebook library lending pilot(paidContent 2013/1/24付け記事)
http://paidcontent.org/2013/01/24/macmillan-to-launch-two-year-ebook-library-lending-pilot/

Macmillan to Begin E-book Library Lending Pilot(Publishers Weekly 2013/1/24付け記事)
http://www.publishersweekly.com/pw/by-topic/digital/retailing/article/55630-macmillan-to-begin-e-book-library-lending-pilot.html

Minotaur Books
http://us.macmillan.com/Minotaur.aspx

参考:
ALA会長が図書館に電子書籍を販売しない大手出版社を批判、すぐさま米国出版社協会からの反論が
http://current.ndl.go.jp/node/21920