河北新報社、東日本大震災関連の新聞記事・写真を閲覧できる「河北新報震災アーカイブ」の暫定運用を開始

宮城県仙台市の河北新報社が、2013年1月17日、東日本大震災に関する新聞記事や写真などを閲覧できるウェブサイト「河北新報震災アーカイブ」の暫定運用を開始しました。総務省の東日本大震災アーカイブ構築・運用実証調査事業の一プロジェクトとして、東北大学「みちのく震録伝」などの協力を得て開発されたものです。本格運用は3月開始の予定です。

現時点での登載コンテンツは、新聞記事見出し約3万件、記事画像と報道写真(紙面未掲載のもの含む)約100件、市民提供の写真約1万枚です。記事と写真はキーワード、期間、場所によって検索できるほか、地図(Google EarthやGoogle Map)から探すことも可能になっています。新聞記事の詳細を見たい場合には、同社の有料データベースを利用するようになっています。また、一般からの写真や動画の投稿も受け付けられる予定です。

河北新報震災アーカイブ
http://kahoku-archive.shinrokuden.irides.tohoku.ac.jp/kahokuweb/

震災アーカイブ運用開始 写真・記事容易に検索 河北新報社(河北新報 2013/1/18付け記事)
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/01/20130118t15010.htm

河北新報社 創刊116周年式典 震災の教訓、次世代に(河北新報 2013/1/17付け記事)
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/01/20130117t13029.htm

参考:
E1375 – 震災の映像記録の活用に向けて―権利の壁と世論形成<報告>
http://current.ndl.go.jp/e1375

総務省の東日本大震災アーカイブ事業に関し、凸版印刷らが実証実験協議会を設立
http://current.ndl.go.jp/node/22578