広島大学図書館がEspresso Book Machineを国内学術機関として初導入、オンデマンド印刷・製本サービスを開始

広島大学図書館が、電子書籍出版システム(Espresso Book Machine:EBM)を用いたサービスを開始しました。

EBMは、PDFデータ等を短時間で印刷・製本できるシステムです。案内によると、このサービスは、広島大学の学生・教職員等が、教育研究や大学の諸活動といった目的で、教科書・教材・学位論文・報告集等を印刷・製本するためのものです。利用料金は、基本料400円と印刷料2円/頁の合計となっています。また、EBMで製本した書籍を、広島大学出版会の審査を経て、ISBNを付与して書店等で販売することもできるようです(この場合、著者の経費負担はないとされています)。

なお、EBMは、日本国内では他に三省堂書店が導入していますが、学術機関としては同館が初導入になるということです。

広島大学図書館電子書籍出版システム(広島大学図書館 2012/11/12付け情報)
http://www.lib.hiroshima-u.ac.jp/ebm/index.html

参考:
三省堂書店、2010年秋から店頭でのオンデマンド印刷・製本サービスを開始へ
http://current.ndl.go.jp/node/16640