英国内の図書館における目録データ遡及入力の状況についてRLUKがレポートを公表

英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)が“The Hidden Collections”と題した報告書を公表しました。英国内の図書館を対象として目録データの遡及入力の状況について2010年に調査した結果をまとめたものです。

同調査には77館から回答が寄せられ、そのうち、大学図書館が38館、公共図書館が7館、専門図書館(博物館、会員制図書館、スコットランド国立図書館などを含む)が32館でした。その結果、遡及入力されていない資料(“Hidden Collections”)が回答館全体で1,300万点(コレクション全体の18.5%相当)存在するなどの事実が明らかになりました。

RLUKはUnique and Distinctive Collectionsプロジェクトの一環としてこの調査を実施しており、今回の報告書は、調査対象をアーカイブズ資料や手稿へと広げていく前に中間的な成果として作成したものと位置付けているようです。

The Hidden Collections(PDF:xページ)
http://www.rluk.ac.uk/files/RLUK%20Hidden%20Collections_0.pdf

RLUK Report Reveals the Growing Problem of Hidden Collections(RLUK)
http://www.rluk.ac.uk/content/rluk-report-reveals-growing-problem-hidden-collections

RLUK Hidden Collections Report(RLUK)
http://www.rluk.ac.uk/content/rluk-hidden-collections-report

Unique and Distinctive Collections | A Research Libraries UK Project
http://rlukuniqueanddistinctive.wordpress.com/

参考:
研究図書館界のオンライン目録化の現状(英国)
http://current.ndl.go.jp/node/6897