ハーナッド氏らがFinchレポートに反論するプレプリントを公開、セルフアーカイブ義務化は機関リポジトリへの論文登載率に影響を与えると主張

ハーナッド(Stevan Harnad)氏を含むケベック大学モントリオール校のグループが、プレプリントサーバarXiv.orgで“Testing the Finch Hypothesis on Green OA Mandate Ineffectiveness”を公開しました。これは、2012年6月に英国で出されたいわゆる“Finch Report”に対する反論を試みたもので、セルフアーカイブ(グリーンOA)の義務化と機関リポジトリへの論文登載率の関係を実証的に調査したものです。調査の結果、Finch Report内の主張に反して、グリーンOAの義務化は登載率に大きな影響を与えている、としています。

Testing the Finch Hypothesis on Green OA Mandate Ineffectiveness(arXiv)
http://arxiv.org/abs/1210.8174

参考:
英国政府が「Finchレポート」に対する公式見解を、英国研究会議と欧州委員会がオープンアクセス方針を発表
http://current.ndl.go.jp/node/21385

研究成果へのアクセス拡大に向けて必要な活動は何か? 英国研究情報ネットワーク(RIN)がレポートを公表
http://current.ndl.go.jp/node/21156