オープンアクセスの定義は?―多様な“オープンさ”を6つの観点で整理した文書のドラフト版をSPARCらが公開

米国のSPARC、PLOS、オープンアクセス学術出版社協会(OASPA)の三者が共同で“HowOpenIsIt?”という資料を作成し、そのドラフト版を公表しました。2012年10月8日までパブリックコメントを募っています。最終版は今年のオープンアクセスウィーク(10月22日~28日)に公開される予定です。

この短い文書ではオープンアクセスの定義がテーマになっています。オープンアクセスと一口に言っても、刊行後すぐに論文が公開されるものや、6か月間や12か月間の禁止期間(エンバーゴ)を経て公開が許可されるものなど、その“オープンさ”は様々です。ここでは、そういった多様な“オープンさ”を、「読者の権利」「再利用に係る権利」「著作権」「投稿に係る著者の権利」「自動的な投稿」「機械可読性」という6つの観点から、その強弱を各5段階に分けて整理しています。

HowOpenIsIt?(PDF:2ページ)
http://www.arl.org/sparc/bm~doc/howopenisit_open-review.pdf

How Open Is It? – Request for Public Comment(SPARC 2012/9/25付け情報)
http://www.arl.org/sparc/publications/papers/HowOpenIsIt.shtml