国立国会図書館、被災した「吉田家文書」の本格修復を実施へ

国立国会図書館が、東日本大震災復興支援活動の一環として、2012年10月1日から2014年9月30日までの2年間の予定で、被災した岩手県指定有形文化財「吉田家文書」の本格修復を行います。作業の進捗状況については10月1日からFacebookページを通じて紹介されます。吉田家文書を所蔵する岩手県陸前高田市立図書館は津波によって全壊しましたが、書庫に収められていた同文書の多くは流出を免れることができ、現在、岩手県立博物館で保管されています。今後は100冊余りの文書が2回に分けて国立国会図書館東京本館へ搬送され、カビの除去や損傷部分の補てん等の修復作業が行われます。

東日本大震災で被災した古文書の修復を実施します(付・プレスリリース)(国立国会図書館 2012/9/26付けニュース)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2012/1196080_1827.html

Facebookページ
http://www.facebook.com/yoshidakeshufuku

参考:
津波で全壊した岩手県・陸前高田市立図書館の建物の解体作業が始まる
http://current.ndl.go.jp/node/21184

岩手県陸前高田市立図書館が7月の仮設図書館オープンに向けた準備を進行中
http://current.ndl.go.jp/node/20644

被災した陸前高田市立図書館所蔵「吉田家文書」のデジタルデータが復元される
http://current.ndl.go.jp/node/18834

図書館振興財団、2011年度の助成対象事業を発表
http://current.ndl.go.jp/node/18781

津波被害を受けた陸前高田市の市立図書館から「吉田家文書」等の文書が救出される
http://current.ndl.go.jp/node/17961