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北米の70以上の図書館システムが電子書籍サービス改善に向け共同声明を発表

2012年6月5日に、米国およびカナダの70以上の図書館システムが、電子書籍サービスの大幅な改善に向けた共同声明を発表しました。

“Readers First”というウェブサイトで公開されているこの共同声明では、まず、図書館は公共のために戦い、印刷図書と同様に電子書籍に対してもオープンかつ容易で、無料のアクセスを保証する責任があるとしています。次に、出版社が図書館に対して電子書籍を売ることが求められていないこと、図書館が電子書籍を購入している電子コンテンツのプロバイダの製品が利用者にとっては扱いにくいものとなっていることという2点の課題を指摘しています。

これら2つの課題を克服するために、声明では電子コンテンツのプロバイダに対して、以下の4原則を求めています。

・利用者が図書館の提供する全てのもの(電子書籍・印刷図書・ブログ・寄贈図書等)を一元的に検索できること。
・利用者が個々の図書館の目録の中、もしくは図書館が望ましいと考えるウェブサイトで、予約・貸出・中身の確認・延滞料の管理・連絡の受付ができること。
・利用者が電子コンテンツをシームレスに利用できるようにすること。そのためには、図書館がコンテンツやデバイス、アプリを選べるようにすべきである。
・利用者がどのような電子書籍端末にも電子書籍をダウンロードできるようにすること。

“Readers First”のウェブサイトでは、この運動に参加している図書館が一覧されています。

Readers First Initiative
http://readersfirst.org/

Top Libraries in U.S. and Canada Issue Statement Demanding Better Ebook Services (The Digital Shift 2012/6/5付けの記事)
http://www.thedigitalshift.com/2012/06/ebooks/top-libraries-in-u-s-and-canada-issue-statement-demanding-better-ebook-services/