セルフアーカイブが研究の生態系にもたらす影響を調査する欧州のPEERプロジェクトが終了

2012年5月29日、ベルギーのブリュッセルで、欧州のPEER(Publishing and the Ecology of European Research)プロジェクトの終了会議が開催され、プロジェクトの成果等に関する発表が行なわれました。PEERは、著者による研究成果のセルフアーカイブ(グリーンOA)が、読者や著者、学術雑誌を含めた欧州における研究の生態系に対して与える影響を調査することを目的としたプロジェクトで、2008年9月に開始されたものです。PEERに協力している国際STM出版社協会が2012年5月29日付けで発表した文書によると、終了会議では、オープンアクセス誌(ゴールドOA)が持続可能なオープンアクセスを実現するための現実的な手段であるという点で、プロジェクト参加者が合意したとされています。

PEER End of Project Conference 29th May 2012
http://www.peerproject.eu/peer-end-of-project-conference-29th-may-2012/

STM Press Release – PEER partners consensus on Gold Open Access(PDF:2ページ)
http://www.stm-assoc.org/industry-news/stm-press-release-peer-partners-consensus-on-gold-open-access/

欧州:PEERプロジェクト終了、Gold OAで総意、STM出版社協会も賛同(情報管理Web STI Updates 2012/5/30付け記事)
http://johokanri.jp/stiupdates/education/2012/05/007347.html

参考:
E1234 - 学術雑誌とリポジトリに対する著者と読者の行動調査
http://current.ndl.go.jp/e1234

PEERプロジェクト、セルフアーカイビング(グリーンOA)の経済性調査に関する最終報告書を公開
http://current.ndl.go.jp/node/19992

PEERプロジェクト、2年目の活動をまとめた報告書を公開
http://current.ndl.go.jp/node/16903

PEERプロジェクト、リポジトリへの原稿デポジットの手続きと利用ログのハーべスティングに関する報告書最終版を刊行
http://current.ndl.go.jp/node/15156

出版業界とともに機関リポジトリを評価するプロジェクトPEERがヨーロッパで始まる
http://current.ndl.go.jp/node/9148