デジタル化の進展によって歴史学者は論文で画像を多く使うようになったか? それが図書館・文書館に意味するものは?(文献紹介)

“College & Research Libraries”誌のウェブサイトに、米国イリノイ大学シカゴ校図書館のValerie Harris氏とPeter Hepburn氏による“Trends in Image Use by Historians and the Implications for Librarians and Archivists”というプレプリントが掲載されています。図書館や文書館によるデジタル化の進展によって、歴史学分野の学術雑誌における画像の使用が増加しているかどうかについて、2000年から2009年の範囲を対象に調査したものです。調査の結果さしたる増加は見られなかったそうで、それが図書館や文書館に対して持つ意味についても議論されているようです。

Trends in Image Use by Historians and the Implications for Librarians and Archivists
http://crl.acrl.org/content/early/2012/04/05/crl-345.full.pdf+html