京都大学、21世紀COEプログラムの研究成果促進効果の分析結果を公表 8分野中5分野で有意な効果が認められる

2012年1月17日付けで、京都大学大学院経済学研究科依田孝典研究室が、エルゼビア社のSciVerse Scopusを用いて、文部科学省の21世紀COEプログラムの研究成果促進効果調査の結果を発表しています。調査は、全11分野のうち学際・複合・新領域・革新的な学術分野を除く8分野を対象とし、21世紀COEプログラムの採択によって、研究者一人あたり年間論文数がどれだけ伸びたか(研究の量的指標)、論文一本あたりの被引用数がどれだけ伸びたか(研究の質的指標)を、計量経済学的手法を用いて統計的に分析したもののようです。この結果、全8分野のうち5分野で、量または質の観点から、21世紀COEプログラムが研究成果の促進をもたらしたことが具体的に検証されたとしています。依田孝典研究室のウェブサイトでは、研究分野ごとの詳細な分析結果の資料が公開されています。

大学の研究開発力の実態調査:21世紀COEの研究評価」 (京都大学経済学部・経済学研究科依田高典研究室のウェブサイト 2012/1/17付けの情報)
http://www.econ.kyoto-u.ac.jp/~ida/4Hoka/21coe/coe.htm

京都大学依田高典研究室によるSciVerse Scopusを使用した大学研究開発力の調査が完了―― 21世紀COEプログラムの研究成果促進に一定の効果を確認 ―― (エルゼビア・ジャパン株式会社 2012/3/5付けの記事)
http://japan.elsevier.com/news/newsreleases/20120305.html

京都大学依田高典研究室によるSciVerse Scopusを使用した大学研究開発力の調査が完了 (エルゼビア・ジャパン株式会社 2012/3/5付けの記事)
http://japan.elsevier.com/news/newsreleases/index.html#19