第1回国際ブルーシールド委員会国際会議で「危機的状況にある文化遺産保護に関するソウル宣言」が採択される

2011年12月8日から10日にかけて韓国国立中央博物館で開催された第1回国際ブルーシールド委員会国際会議において、「危機的状況にある文化遺産保護に関するソウル宣言」(The Seoul Declaration on the Protection of Cultural Heritage in Emergency Situations)が採択されたようです。宣言では、危機に瀕した文化遺産の現状を広く伝えるための啓蒙活動や文化遺産保護活動に関する関係機関間での情報共有等のために、ブルーシールドとして、危機的状況にある文化遺産の即時救援活動を可能とするための基金設立や、文化遺産保護に対する適切な準備とその手続き、他の救援団体との連携の模索等について検討を行うとしているようです。

The Seoul Declaration on the Protection of Cultural Heritage in Emergency Situations (PDF)
http://icom.museum/uploads/media/111210_ICBS_seoul_declaration_final.pdf

The Seoul Declaration on the Protection of Cultural Heritage in Emergency Situations (ICOM 2011/12/9付けの記事)
http://icom.museum/news/news/article/the-seoul-declaration-on-the-protection-of-cultural-heritage-in-emergency-situations.html

ICBS 2011 Seoul
http://www.icbs2011seoul.org/

参考:
E688 – ブルーシールド―危険に瀕する文化遺産の保護のために<文献紹介>
http://current.ndl.go.jp/e688